北海道のSHG(断酒会)歴史を紹介します
精神障がいの支援グループは世界中にたくさんありますが、ここではアルコール問題の支援グループ断酒会の説明に特化します。
四国が出来て、7番目か8番目だったと思いますが、北海度に断酒会の火がともりました。最初は室蘭市です。「室蘭断酒会」と言いました。発会に尽力なされたのは、当時の室蘭病院精神科院長の斎藤義寛先生(今はリタイアされています)とソーシャルワーカーの佐々木敏明先生(教壇には立っておられなくなりましたが、いまだに北海道医療大学の客員教授です)です。
この発会には次のようなエピソードがあります。
室蘭市立病院に精神科が開設されました、しかし患者さんが来ません。つまり経営難に陥てしまったのです。そこで斎藤先生は一考して、刑務所のア症の人、平たく言えば「トラ箱」に入れられている人達を刑務所と連携して病院に受け入れたのです。が、荒くれ者たちです、職員の皆さんが怖がって治療どころの騒ぎではありません。で、斎藤先生はその人達を食堂に集めて「君たち、私たちは何も言わないししません。どうか一日ここで自由に過ごしてください」と言ったのです。ただ、それからしばらくすると「俺、酒止めてみっかな?」という人が出てきたのです。これが室断断酒会に発展しました。当時はアルコール問題の治療法などは北海道にはありませんでした。斎藤先生は、その当時にいらした専門家(せいぜい3.4名だったと思います)に教えを請いました、特に第一人者の「なだいなだ先生(堀内 秀先生)に多くの事をご教授頂いたそうです。そうして北海道の断酒会は生まれました。
室蘭の次は札幌市です「もいわ断酒会」と言います、当時の村松病院にいらした村田先生がご助力いたしましたが、会が出来てすぐに村田先生はヨーロッパに行かれたそうです。昭和44年の事す、室蘭は昭和40年にできています。因みに高知は昭和33年です。
その次は旭川市です、通称きょくだん(旭断)という「旭川断酒会」です、ここも旭川にある相川病院の故相川先生がご尽力なさいました。そうやって北海道にどんどん断酒会出来ていき、一時期は100の断酒会を作ろうとの、当時の道断連理事長原田ひろしさんの掛け声のもと、90をこえ、記録上は140予の断酒会が発会しました、残念ながら今残っているのその半分にも満たないですが。
で、この「札幌断酒会」は順番で言うと170番台の断酒会になると思います。北海道で一番新しい断酒会です。断酒会、断酒例会は2人いたらできる。というのが全断連の定説です。これから活動を推進していきます。
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